KRに重み付けを設定する
各Key Result(KR)ごとにかかる工数が大きく異なったり、割かなければならないリソースに差がある場合、この機能を使うことによって適切な進捗管理を行うことができるようになります。
※KR重み付け設定により以下のことが可能になります。
・KRの重み付けに対応して、Objectiveの進捗率が変化します。以下具体例です。
▼重み付け設定前(設定前は、2つのKRが50%:50%(同比率)でObjectiveに50%と反映されます。)
計算式:80%×0.5+20%×0.5=40%+10%=50%
▼重み付け設定(2つのKRを30%:70%に変更しました。)
▼重み付け設定後(Objectiveの進捗率が38%変化しました。)
計算式:80%×0.3+20%×0.7=24%+14%=38%
1.重み付け設定をする方法
- 重み付け設定をしたいObjective名をクリックし、OKR詳細画面を開きます。※重み付け設定は、Key Resultの情報タブからは設定することができません。Objectiveの情報タブから設定してください。
- Key Result欄の右横にある【…】から【重み付け設定】をクリックします。
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各KRの合計が100%になるように、数値でリソースの割り当て(=重み付け)を行います。
合計が100%になったら、【設定】を押して完了です。
2.「設定は未完了です」というエラーが出る場合
「設定は未完了です」というエラーは、下記2つの場合に表示されます。
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KRの重み付けの合計値が100%に達していない場合、「**%不足しています」というメッセージが表示されます。不足している%分をKRに割り当ててください。
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KRの重み付けの合計値が100%を超えている場合、「**%超過しています」というメッセージが表示されます。重み付けは100%までしか設定できないため、超過している%分を調整して、合計値が100%になるように設定してください。
3.重み付け設定を使うメリット
重み付け設定を行うことによって、下記2つのメリットがあります。
- 各Key Result(KR)のObjectiveへの貢献度の可視化:
各KRが、どのくらいObjectiveに対して進捗に貢献しているかが一目でわかるようになります。そうすることによって、達成したいObjectiveに紐づいているどのKRにリソースを集中/分配させるべきか、判断する際の参考材料を得ることができます。
- 各Key Result(KR)の責任者・協力者のリソースの可視化:
各KRに割り当てられている責任者・協力者が、どのくらいの重みがかかっているKRを担当しているのかがわかるようになります。そうすることによって、例えば重み付けの割合が高いKRに多く配属されている責任者・協力者がわかり、リソースの分配や人事評価の参考にすることができます。
4.重み付け設定をする際の注意点
Key Result(KR)の重み付けは、合計で100%になるように設定されています。そのため、100%を下回ったり、100%を超える重み付けは設定することができません。
また、初期設定では、各KRに重み付けの数値が均等に分配されています。例えば1つのObjectiveに対して4つのKRがある場合、初期設定では各KRに25%の重み付けがされています。
ただし、各KRに整数値で均等に分配できない場合(例えばKRが3つの場合など)は、小数点第1位以下を切り捨てた整数値の値が表示されるようになっています。その場合、最後のKRを足して100%になるように設定されています。KRが3つの場合、初期設定ではKR1が33%、KR2が33%、KR3が34%、となります。