③進捗率を設定しよう
このページでは、KR設定について解説しています。OKR運用の開始前に、重要な項目についてチェックしてみましょう!
1.KR設定の5つのチェック項目
自分のKRを確認しながら ✔ をつけてみましょう。チームでKRを設定している場合は、チームメンバーと会話しながら ✔ をつけてみましょう。
全部チェックが付いていれば、このまま運用を進めていきましょう。 チェックがつかなかった項目は解説を確認しましょう。
2.チェック項目の解説
1. 目標値を設定しよう
目標値を設定していない場合には、まず目標値の設定を終えましょう。未設定の場合には、OKR詳細画面で【未設定】と表示されます。
「前回からの差分」や「右肩下がり」のKRの場合には、【初期値】も活用しましょう。
2. 進捗率が10%となる基準を明確にしよう
目標値が100%(目標値:100・単位:%・初期値:0)となる設定、「定性目標」や「0→1目標」の場合、KRに取り組んでいても、進捗率が0%のまま変化しないことがあります。
上司やチームメンバーからは、「KRに取り組めていないのか」「課題がある状況なのか」「順調に進んで達成直前なのか」がわかりません。達成までのプロセスを分解し、計測方法まで決めておくことが重要です。
上記の例を参考に入力してみましょう。特にKRが新しい取り組みであった場合、プロセスを分解することが難しいかもしれません。10%→20%、、と細かく設定することが目的ではないため、設定できるところから設定しましょう。また状況に応じてKRを取り組みながら見直していきましょう。
3. 進捗率が100%となるまでの計画を立てよう
「定量目標」の場合も、進捗率が100%となるまでの計画 = 目標値を達成するための計画を立ててみましょう。
上記の例を参考にして、入力してみましょう。KRの内容やチーム状況に応じて、入力内容=情報の粒度感をカスタマイズしましょう。
4. 進捗を進めるため、ネクストアクションを決めよう
運用を開始したにもかかわらず、KRに取り組めはじめられないという状況も珍しくありません。通常業務でも忙しい環境では、やらなければいけないこと・すでに決まっていることが優先されます。KRを進捗させるために、どこから着手するのかを決めておきましょう。
5. 目標の高さ(難易度)の認識をすり合わせよう
OKRで設定される難易度は、ムーンショット(ストレッチ目標)を設定されることが基本ですが、事業やチーム状況によっては必達目標を設定したい状況もあります。
役割やポジションによって持っている情報は異なるため、必達目標をムーンショットだと認識しているメンバーがいる可能性があります。ムーンショット・ルーフショットのマークを設定して、目標の高さの認識をすり合わせましょう。
3.KR設定を見直す理由
OKRを始めると設定内容や最終結果にだけ気を取られがちですが、最も重要なことは進捗状況を定期的に確認することです。進捗を定期的に確認することで、進捗がない場合に何らかの課題に気づくことができます。
また質の高いOKRを最初から設定することは難しいことです。OKRに取り組んだ過程を振り返ることが、次のOKRを設定する際に役立ちます。
進捗状況をこまめに確認し、また振り返ることができるように、KR設定を見直しましょう。
4.📚リシリーCSチームのテンプレート紹介
リシリーのカスタマーサクセスチームでは、個人OKRの設定はせず、チームOKRまでの運用としています。各KR責任者はテンプレートの内容に沿って設定し、チーム全員に共有してから運用を開始します!
📌 「達成基準と計測方法」テンプレート
● 計測方法
● KRで実現すること
● KR達成を拒む障害・課題
● 想定アクション(AP)
● 想定アウトプット
● 補足